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Masao's Blog ~ BIZARRE ADVENTURE ~

レイディーバグという会社を経営している平世将夫の「奇妙な冒険」Blog

健康の生産消費

前のエントリーで健康についてちょっと書き、ふと思い出して昔の本を取り出しました。

 

富の未来 上巻

富の未来 上巻

「第三の波」などで有名な未来学者アルビン・トフラー氏の本だ。ここに出てくる「生産消費者」について改めて見直してみようと思ったのです。

 

この本を読んだのは2006年。ちょうど前職に転職したての頃。

その頃のネット業界はWeb2.0ブームで、私はBlogやSNSの仕組みを様々な企業に提案し、その企業と一緒にCGM/UGCといった流行のメディアを立ち上げる仕事をしていました。

 

CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)

UGC(ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ)

 

Blogの記事やYoutubeの動画などはこうして、消費者やユーザー自身が生み出すコンテンツとして注目されていた頃でした。

 

そして、ちょうどその時期にこの『富の未来』が発売され、トフラー氏が提唱している「生産消費者」という言葉を知りました。

当時は、お恥ずかしながら「あー、UGCとかのことか」くらいの浅い読み方しかできておらず、ぴんときていませんでした。

 

本日少し読み返してみましたが、いや〜、すごい!

さすが、色々と先を読み通しています。

私の最初の会社の創業者であり、大先輩として常にその背中を意識してしまうインテリジェンス創業者の宇野康秀さんは、アルビン・トフラー氏の本が人生の転機になったと言っていました。高校生の時にアルビン・トフラー氏の「第三の波」を読んで衝撃を受けたと。まだインターネットの存在すらない時代に、将来のインターネット社会を予見していたというのです。

 

今回、改めてこの『富の未来』をちゃんと読み返そうと思いました。

発売が2006年、つまり書かれたのはもっと前だと考えると、その当時から現在の社会、これからの社会を予見できているのに驚きます。

 

今回見返そうと思ったのは「生産消費者」の章。

とりわけ「健康の生産消費」のところ。

 

消費者が、自分で使うためもしくは満足を得るために財やサービスをつくり出す人のことを「生産消費者」と呼んでいます。

自ら生産したものを、自ら消費するという造語です。

トフラー氏は(2005年当時)、今後こうした「生産消費者」が爆発的に増加し、社会で大きな役割を担う「英雄」になっていくと分析しています。

現在のソーシャルメディアの普及により、より「個」が注目され、「個」の影響が強くなっている状況はまさに!だ。

 

現在の医療の分野においては、医者が「健康の供給者」患者が「顧客」だといえます。

それが、社会の高齢化、医療費の圧迫、一般患者への知識の普及などの要因が組み合わさり、「生産消費型医療」が今後増加していくのではないか、というのです。

 

まさにその通りですね。

ネットや自分のネットワークを通して、医療や健康の知識は以前に比べて格段に取得しやすい環境が整っています。

加えて、技術の進歩。

家庭で使える医療機器もかなり進歩し、自宅で自分の健康状態を調べることができるようになりつつあります。

 

身体や健康に関する知識の増加

家庭で使える機器の進歩

 

これはこれから益々伸びていくのは間違いない。

かつ、社会全体はどんどん高齢化し、年金は破綻寸前。

医療費を国に頼れなくなる未来を想像すると、自ら知識と機器を武器に、「健康の生産消費者」となる傾向は加速するはずです。

 

かくいう私も、前のエントリーに書いた通り、自分の健康を考えると、もっと身体に関する知識を身に付け、医者にいくのではなく、生産消費者のごとく、自ら対策を打っていくと思うのです。

 

昨日、総務省からこんな発表がありました。

「日本人の4人に1人が高齢者に」

 

ヘルスケア分野は色々と盛り上がっておりますが、ひとつ、「生産消費」の視点でみてみると面白いビジネスがうまれそうです。

 

健康は、赤ん坊からお年寄りまで、

日本人だけでなく、世界中の人も、

つまり、人間であれば誰にでも関係のあることです。

 

より多くの人のHAPPY!な笑顔をつくることにかかわることもできそうです。

 

ということで、面白そうだなぁ〜とわくわくしている連休最終日でした。